信州の夏 Day 3
今回が最終日となります。この日は松本のお隣の安曇野に行ってきました。
安曇野
安曇野という名前はよく聞いたことがあり、朝ドラの舞台にもなっていたりして綺麗な場所だということは知っていましたが、今回初めて行きました。朝ドラで見た記憶があるそば畑と田んぼの風景を撮ることが目標でした。
今回、安曇野観光の拠点に選んだのは穂高駅です。松本駅からはJR大糸線で30分ほど。本数が少なめなので注意です。
駅前にレンタサイクルがあるということだったのでそれを活用することにしました。しなの庵というところ。電動で1時間300円はやや良心的です。公共交通機関が少ないので車以外なら自転車しか候補がないという側面もありました。
穂高駅をスタートしてまず穂高神社に行き、なだらかな坂を寄り道しつつ国営アルプスあづみの公園へ、そして最後に大王わさび農場に向かうというルートにしました。
航空写真で田んぼがたくさんあることがわかり非常にうきうきしていました。
穂高神社
風鈴、硝子、反射が涼しげで良い。
「蝉の聲」の字がとてもいい。
田んぼ
国営アルプスあづみの公園に向かう途中に見つけた名もなき田んぼです。名のついた観光地よりよっぽど綺麗でした。
若い稲、繊細な雲、明るい空にワンポイントの木が映えます。壁紙によさそう?
明るいうちは遠くの山は霞むけれど、稲も陽の光を浴びて輝度が高いのでちょうどいい。
あれだけの景色ですが、目を引くものがあまりないので鉄塔を入れてみたり。
国営アルプスあづみの公園
全国にそう多くはない国営の公園です。季節の花が様々に育てられています。そば畑を目当てに行きましたがどうやら時期を見誤ったようでした。その代わりに素敵な花を見ることができましたよ。
向日葵がたくさん咲いていました。なんだかんだで向日葵畑を見るのは初めてのことでした。本当に太陽の方向を向いて咲いていたのが驚きでした。
贅沢な話ですがこんなに晴れていても遠くが霞んでしまうのが難点です。とはいえ絶景。集村のような家と屋敷林の分布も見ていて興味深かったです。構図も気に入っていて、空と山の境は3分割の位置にあり、向日葵畑と田んぼは斜めに写したことで遠くの山までの奥行きが生まれているように思います。
この夏一番よく撮れた写真だと思っています。濃い青空に浮かぶ太い飛行機雲と、順光を浴びて咲き誇る向日葵が力強い印象を与えているかと思います。向日葵の背景を山の緑にしたのも、黄色が緑に映えて青空と喧嘩しないという点でgood jobでした。
これは状態の良い1輪だけを切り取るのが大変でした。正面からにしなかったのは、「横顔」という題にしたかったからです。結果的に立体感が出たので良かったです。後ろの飛行機雲がビームに見えなくもないのは内緒です(笑)
こちらは「笑顔」という題にしようとして撮りました。題名にあっているかどうかはともかくとして、綺麗に撮れたと思っています。
抜けるような青空の下、畑を耕すトラクターがのどかで素敵でした。
田んぼ
時間の制約で大王わさび農場には行けませんでしたが、その手前に素敵な田んぼがありました。(ここで時間を使ってしまった感も否めない)
ここは電柱が一切ないのが素晴らしい。車で通ったら気持ちいいんだろうな。
常念岳を望む。この道路の先にあるのが常念岳です。ここを自転車で駆け抜けるのが気持ちよかった。
きっとあの車からの眺めも素敵なのでしょう。
安曇野から京都
結局、炎天下で5時間も自転車を乗り回していたので真っ赤に日焼けしました。アウトドア自体久しぶりだったので、日焼けのことなんてすっかり忘れていたのですが、やられてしまいました。
帰りのルートです。
帰りも行きと逆のルートをたどるだけです。現地にいるときには特に気にしてなかったけれど、7時間も乗っていたのか。18きっぷもだいぶ慣れたものですね。
まとめ
これにて3日間の夏の信州旅は終わりです。晴れている時を狙ったのも大きいですが、姨捨、上高地、安曇野、それぞれが三者三様に美しかったです。ぜひ行ってみてください。
私は次に行くとしたら、水田の時期の姨捨の棚田、雪山とカラマツの紅葉がみられる時期の上高地、そば畑の安曇野に行きたいです。
実は桜の時期にも松本を訪れているので、それもいつか記事にしたいと思います。
お付き合いありがとうございました。
終わり